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天気予報に課金する人が増える ── トレンドの原動力を切り取る Lens of Trends 解説記事

本記事はOSINTとPEST分析を通して気づきを得たトレンドについて発表するマーケティングセミナー「Lens of Trends」で取り上げたトピックの解説記事です。セミナーでは毎月9つのトピックを取り上げています。セミナーのアーカイブ動画や、詳細データを掲載している講演資料の請求も承っています。本ページ下部のリンクよりご請求ください。

無料でも見られる天気予報に課金する人が増えている

これまでテレビやインターネットで無料で見られるものだった天気予報に課金をする人が徐々に増えています。月額200~600円ほどで利用でき、気象予測の精度が高まったことで進化してきた天気予報は、生活や趣味、健康に生かすことができます。 「ウェザーニュース」が提供する有料会員は、位置情報に連動して今いる場所の天気に関するプッシュ通知を受け取ることができます。 主なプランは月額315~360円であり、「毎日プラス10円で、生活をちょっと便利に」というコンセプトに共感する有料会員数やアクセス数が伸びています。

気候変動や増えるゲリラ豪雨の対策として

2023年のゲリラ豪雨の発生回数は全国で合計9.3万回以上、前年比20%増となりました(参考:ウェザーニュース「今夏のゲリラ豪雨の発生回数と特徴」)。大きな災害にならなくても、ゲリラ豪雨に遭遇し怖い思いをした人もたくさんいたと思います。有料でも詳細な天気予報を求める人たちが増えているのは、こうした気候変動や増えるゲリラ豪雨への対策ニーズの高まりも背景にあります。前述のウェザーニュースの有料会員は、雨雲レーダーを30時間先まで見ることもできます。ゲリラ豪雨の予報を確認しながら、早めに行動したり、明日の予定を変更したり、危機に備えるためにも天気予報は活用されています。

行動や体調が天気に左右される人が利用する

天気予報を体調管理に活用する人も増えています。スマートフォンアプリ「頭痛ーる」は気圧の変化で体の不調が起きやすい人を対象にしています。アプリは気圧の上下の予報をグラフで示し、不調が起こりやすいタイミングに注意を促します。有料版には予報の期間を長くしたり、体調や服薬の記録を月ごとに集計する機能がつきます。

これらの具体的なサービスを見ていると、天気予報への課金は危機に備えるためのコストであることが見えてきます。コロナや気候変動をきっかけに、身近に大きな危機を感じることが増えてきた、認知しはじめたと思います。質の高い商品が生活に行き渡り、日常における目に見える不満は少なくなってきましたが、見えない危機に備えるための投資がはじまっている。そんな変化を感じます。

※本トピックは「Lens of Trends:24年5月号」で取り上げました。資料やデータの詳細をご覧になりたい方は、以下よりご請求ください。

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執筆者紹介

舟久保 竜

総合マーケティング会社で23年間、NBメーカーの商品開発・販促企画のアイディア創出のための調査から、クチコミマーケティングの企画・施策実行までの支援を行う。新しいモノが買われなくなるレコノミーの時代の到来を実感し、フィードフォースに加入。統合IDとCDPを活用した人間中心のマーケティングのためのSDL構築と、生活者と企業の新しい生態系「IDecosystem」の実現を目指す。

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