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2024年の新社会人は選択上手だったことがわかる ── トレンドの原動力を切り取る Lens of Trends 解説記事

本記事はOSINTとPEST分析を通して気づきを得たトレンドについて発表するマーケティングセミナー「Lens of Trends」で取り上げたトピックの解説記事です。セミナーでは毎月9つのトピックを取り上げています。セミナーのアーカイブ動画や、詳細データを掲載している講演資料の請求も承っています。本ページ下部のリンクよりご請求ください。

産労総合研究所が発表した「2024年度新入生タイプ」は、新NISA型

産労総合研究所は今年の新社会人のタイプを毎年発表しています。2024年は「新NISA型」でした(参考:2024年度(令和6年度)新入社員のタイプ)。過去を遡ると、1973年にはパンダ型で「おとなしくてかわいいが人に懐かず世話が大変」や、1985年の使い捨てカイロ型の「もまないと熱くならずに扱いが難しい」などがありますが、今年の新NISA型は「コツコツ積み立てかチャレンジか選択の支援を」ということで、比較的ポジティブな評価なのではないでしょうか。

彼らの特徴は、タイパ(タイムパフォーマンス)を重視し、唯一の正解を求める傾向がある点です。目標をはっきりと見定め、集中して向かっていく熱意と、効率を重視し最適解を実行する振る舞いを使い分けることに長けているということでもあります。目標とする未来が定まれば、自分なりに情報を集め、「セレクト」して歩きはじめる。今までにない可能性を内包したその歩みは、2024年の制度変更で選択の幅が広がった新NISAと重なります。コツコツ積み立てて業務を学んでいくのか、あるいはアグレッシブにチャレンジするのか。機を計らい使い分けて、自分の未来を自分で築くことが期待されています。

2024年度の初任給の引き上げを行った企業は70%

今年に入って、日本にはゼロ金利とデフレ経済の脱却という大きな変化がありました。日経平均株価は34年ぶりにバブル期の過去最高値を更新し、日銀は17年ぶりに利上げをして異次元緩和に終止符を打ちました。そんな経済分野で歴史的な出来事が相次いだころに、今年の新社会人は新たな生活をスタートしました。物価高と賃上げの好循環がはじまりつつあり、初任給を引き上げる企業は70%にも及びました(参考:サポネット「2024年卒企業新卒採用活動調査」)。働いてもなかなか報われない時代から、働きに応じて賃金も上がる時代への移り変わりの予感を感じます。停滞とガマンの時代から、成長と選択の時代へ。若い世代のこれからの選択に注目していきたいです。

※本トピックは「Lens of Trends:24年5月号」で取り上げました。資料やデータの詳細をご覧になりたい方は、以下よりご請求ください。

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執筆者紹介

舟久保 竜

総合マーケティング会社で23年間、NBメーカーの商品開発・販促企画のアイディア創出のための調査から、クチコミマーケティングの企画・施策実行までの支援を行う。新しいモノが買われなくなるレコノミーの時代の到来を実感し、フィードフォースに加入。統合IDとCDPを活用した人間中心のマーケティングのためのSDL構築と、生活者と企業の新しい生態系「IDecosystem」の実現を目指す。

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